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「続・アカスリ半田劇場」 連載第4回

「続・アカスリ半田劇場」スポーツニッポン(朝刊) 2014年08月20日

  続・アカスリ半田劇場第4回記事

©2014スポーツニッポン新聞社

「世界を股に掛けたスポーツ外交」

スポーツ平和サミット東京大会に著名人ずらり

 半田氏の活動は幅広い。ISPS会長としてだけでなく、NPO法人世界開発協力機構(WSD)総裁としても、精力的に動いている。その働きは、まさに「スポーツ外交官」そのものだ。
 ISPSでは、16年リオデジャネイロ五輪を見据え、昨年の「HANDA ワールドカップオブゴルフ(W杯)」(オーストラリア)を、72ホールストロークプレーの個人戦と団体戦という新方式で開催。日本代表として、石川遼と谷原秀人が出場した。
「16年のリオ五輪から、ゴルフが正式種目に戻るにあたり、それと同じ形式や出場資格を採用するワールドカップゴルフは、高いシナジー効果があると思う。さらに、ISPSは視覚障がい者ゴルフの認知度を高めるため、全世界でゴルフを長い間支えてきた。2020年の東京五輪も決まり、男子ゴルフを応援する意味もあります」と熱く語った。
 また、WSDとしては、「世界オピニオンリーダーズ サミット」を開催。元米大統領のビル・クリントン氏が来場し、半田総裁と対談した。WSDが、「クリントン財団」の公式パートナーであることから、ついに実現したビッグ対談。共通の友人である歌手マイケル・ボルトン氏の存在や、共通の趣味のゴルフを通じて、友情を深めた経緯が明かされた。半田総裁は、クリントン氏と初対面時に着用してたものと同じ、赤いネクタイを締めていた。そのことを認識した、クリントン氏は即座に握手を求めた。固い友情で結ばれた2人の熱弁が、未来につながるサミットを大いに盛り上げた。
 世界中を訪問してることから、南アフリカではボクシングの元ヘビー級世界王者イベンダー・ホリフィールド氏(米国)と出会い、米国ではフィギュアスケーターのミシェル・クワン氏と意気投合した。英国では、ロンドン五輪を成功に導いたコリン・モイニハン卿と親しくなり、昨年7月には、前述した著名人がそろって参加した、スポーツ平和サミット東京大会も開催した。
 このように、世界を股に掛けたスポーツ外交は今後も続いていく。

 半田 晴久(はんだ・はるひさ)1951年(昭和26)3月18日、兵庫県西宮市生まれ。県立鳴尾高、同志社大経済学部、武蔵野音大特修科卒。その後、オーストラリアでMA、中国の清華大、浙江大でPh.Dの学位を取得。ゴルフやボウリングなど多くのスポーツ大会に協賛する「ISPS」会長。オペラ歌手、画家、書家、能楽師などとしてマルチな才能を発揮。「強運」(たちばな出版)など著書は270冊を超える。


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